こんにちは、井内信吾です。
精神疾患を抱えた方の症状に幻聴や妄想があります。
幻聴は本人の頭の中で聞こえる声や音で、自分を誹謗中傷する内容や会話、耳鳴りのような音など、人によって様々です。
重要なことは、本人が幻聴と理解しているかどうかです。
また妄想とは、実際は起きていない出来事を起きている、と認識してしまうことです。「お金を盗られた」「盗聴器が仕掛けられている」や「俺は神武天皇の末裔だ」など内容は様々です。
こちらもポイントは、妄想と理解できているか、妄想と現実の間のどの辺りにいるかです。
幻聴や妄想の症状を事実と捉えている方の対応にはポイントがあります。
例えば、クライアントさんが「盗聴器が仕掛けられているんです」と相談に来ました。実際、盗聴器はありません。こんな時どんな対応をしますか?
「大丈夫、盗聴器なんてないよ」と助言しますか?
「そうなんですかあ」と傾聴対応をしますか?
まず、「盗聴器がない」と否定することはお勧めしません。事実として盗聴器がなくても本人の意識下では盗聴器はあるんです。それをいくら否定する助言やアドバイスをしても、本人が体験していることですので、「盗聴器がない」と認識することは困難です。反対に「この人はわかってくれない」と関係性が悪くなってしまう可能性があります。「お金がなくなった」などの訴えに対しても同様ですね。
関わり方で重要なことは、クライアントさんが幻聴や妄想に対してどんな感情を抱いているか、です。
クライアントさんは幻聴や妄想を通して、〈盗聴器が仕掛けられた体験〉〈お金がなくなった体験〉をしているのです。そんな体験をしたら、不安感や恐怖感、怒りなどの感情を抱きますよね。まずは、その感情に共感することが必要です。感情はしっかり感じることで解消されます。感じ切るってことです。ですか、感情を一人で感じ切るには、それなりの覚悟とテクニックが必要になります。不安や恐怖を一人で乗り越えるって大変ですよね。
ですので、クライアントさんから幻聴や妄想で感情が出ている時には、
一緒に感情を感じてあげることです。共感をすることです。
大体の場合、感情がおさまると解決しちゃいます。
もっと言うならば、精神症状に限らず様々な相談事には、出来事に感情がくっついていますで、まずは感情に寄り添うことから対応するといいと思います。
感情をしっかり感じられる対応をしてあげて下さいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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