志福祉ワーカーコーチの井内信吾です。
精神障がい者や知的障がい者と呼ばれる方の支援をしていると、「死にたい」とか「リストカットしちゃいました」とか「辛いんです」「大変なんです」など、嫌なことや辛いことなどのマイナスな訴えをすることがよくあります。
そんな時、皆さんはどうのような対応をしていますか?
特に「死にたい」とか「リストカットしちゃいました」とか、マイナスな訴えの中でも重い内容に対してどうしていますか?
結論から言うと、支援者側が相手の死にたい想いやリストカットの動機にフォーカスを当てないことです。そして、今死んでない理由を聞いたり、今生きていることを評価することです。
一般的な対応として、「辛かったんだね」と共感したり、「そんなこと思っちゃダメ」とアドバイスしたり、「どうして死にたいって思うの?」と聞いたりすることと思います。
ですが、このような対応だけだったり、ずっと同じような対応をしていると、相手のマイナスな訴え(行動)を助長してしまうことになります。要は、同じようなことを繰り返す状況を支援者側が作ってしまうということです。
なぜかと言うと、人は相手に認めてもらう方法として二つの選択肢があります。一つは良いこと。相手の役に立って、貢献することで認めてもらう方法です。もう一つは悪いこと。相手や自分に迷惑をかけて認めてもらう方法です。
この原因は、本人の親子関係にあります。人は生まれて一番最初に両親に関心を持ってもらおうと行動します。なぜなら、赤ちゃんは親に関心を持ってもらいかまってもらわないと生きていけないからです。その方法として、親に貢献する方法か、親に迷惑をかける方法を使います。
貢献する方法は、お母さんのお手伝いをしたり、お父さんの肩を揉んだりなど、喜んでもらう方法です。
逆に迷惑をかける方法は、いたずらをすることです。
いたずらや非行に走ることは、そうすることで親の目をひく、関心を自分に向けることができるからです。
また、病氣になることです。元氣な時は厳しい親が、自分が風邪などの病氣になると優しくなったり、メロンなどの美味しいものを出してくれるようになり、関心を持ってくれるからです。
この考え方から、「辛い」や「死にたい」や自傷行為に対してフォーカスを当てると、その行為や訴えをすることで関心を持ってもらえる、かまってもらえると言う想いを増強させていますことになります。そうすると、また同じようなことをするようになるのです。
ですから、支援者側が相手の死にたい想いやリストカットの動機にフォーカスを当てないことです。そして、今死んでない理由(生きてこれている理由)を聞いたり、今生きていることを評価すること(生きていることで貢献していること)です。
そうしていくことで、今までは自分や相手を困らせることで人の関心をひいていた考え方から、「この方法(迷惑をかける方法)じゃ関心を持ってもらえないんだ」「生きることで関心を持ってもらえるんだ」「貢献することで関心を持ってもらえるんだ」との思考に書き換えられていきます。
ですので、「死にたい」とか「リストカットしちゃいました」とか「辛いんです」「大変なんです」など、嫌なことや辛いことなどのマイナスな訴えがあった時は、生きている理由や辛い、大変な中でもやれた理由、を聞いて認めてあげることが大切です。
是非、やってみて下さいね。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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